モンハンブログ 週末の笛吹き

主にMH3GとMH4、MH4Gそしてモンスターハンタークロスのプレイ日記を書いていきたいと思います。現在は「ロキ」という名前でオンラインに出没中。モンハン以外の事を書くブログ「ロキの試験的駄文」も始めました。

『モンハン小説未来編 第三話 ウルズ、装備を作る』(2/13) 

 フレイアが意識高い系というよりも。
 むしろウルズが意識低い系なのですが。

 それはともかく、未来編第三話、その2をお送りします。

 設定的には、ウルズもフレイアも下位ハンター。

 ただし、フレイアはまだ故郷の村で最年少の子供として愛されて育った上に、村突きハンターをしていたヘイムダル氏にみっちりと鍛えられました。

 ウルズは食うものもとりあえずハンター登録したような、いわば食い詰め者。

 まぁそりゃ意識の高低には差が出てしまうのも仕方がありません。

 そんな感じの3-2になります。


物欲大社へお賽銭をあげる ⌒*⑤


レアーフレイア シルエット完成
◇◇ フレイア ◇◇


02.
 フレイアに連れて行かれた先。
 そこは仕立屋の看板が掛かった、外見からしてオシャレな店だった。

 正直、自分にとってはアウェイ感がある。

 フレイアと出会わなかったら、近づきもしなかっただろう。
 仮に一人で入っていったとしても、追い出されるに違いない。
 このような店の顧客は、おそらく自分とは別世界の人間だ。主に経済面で。

 そして、そういう人たちは、だいたい私のような人種を蔑んだ目で見るものなのだが。

 そういえば、なんでフレイアは。
 私をそういう目で見なかったのだろう?

 興味を持った……とは言っていたし、興味を持った対象には異常に執着するとロキから説明されたが。
 最初の最初、つまり私に興味をもつ前から、フレイアの目には見下す感じがなかったような気がする。

 私はあの時。
 フレイアを一方的に敵視していたが。
 
 そんなことを考えていた私の手を離さず、当のフレイアはなんのためらいもなく店に入っていった。

 来る途中、色々と教えてくれた。

 ここは、本来は普通の服を取り扱っている仕立屋だが、何軒かの鍛冶屋や装備メーカーと提携していて、ハンター用装備の注文にも応じてくれる。
 多様なメーカーの商品を統合してカタログを作っているから、ヘタに鍛冶屋を巡るよりも短い時間で幅広い装備を見ることが出来る。

 特に意識の高い女性ハンターには人気がある店だ、とフレイアは言っていた。

 まぁ確かに。
 フレイアは意識の高い女性ハンターだろうな。
 しかし、意識を高く保つためには、それなりの財力が要ると思うのだが。

 意外なことに、女性に人気のこの仕立屋の店主は男性だった。
 もっと意外なことに、男性だが女性のような格好をしていた。

 私は少し混乱した。

 しかし、フレイアは店主に当たり前のように挨拶をし、私を紹介していた。
「いらっしゃい。……あら? そちらはフレイアちゃんのお友達?」
「ハンターのフレンドでウルズです。片手剣を使うんですけど、何かいい装備はないか、カタログを見せて欲しくて」
「ふーん……」

 店主は、私を値踏みするような眼で見た。

 私は、人の顔色を伺うことに関してはプロだ。
 私には分かる。
 一瞬だったが、店主は私のことを貧乏くさいという眼で見た。

 まぁ、それも仕方がない。実際、私は金を持っていない。

 しかしさすが商売人。次の瞬間には愛想の良い笑顔を浮かべていた。私でなければ、自分を値踏みされたとは感じなかったかもしれない。

 だが、自分の中のアウェイ感はますます強くなった。

「それで……ウルズちゃんはどんな装備が好みなのかしら?」
 私は少し考えた。
「……服を買った事があまりないので、よくわからないです……」
「うーん、そっか。じゃぁ聞くけど、狩猟ではどんな感じの立ち回りをしたい? 片手剣なら、やっぱり回避しやすい装備?」
「……回避能力自体は、今までこの服でも不足を感じたことはありませんでした。回避できなかったら、死んでたから……」
「そ……そう……」
 店主は、私が正直に話した言葉にちょっと引いて、それを押し隠すようにやや引きつった笑みを浮かべた。

 私は、腹を決めて自分の理想の装備を考えた。

「……自分は、今まであまりパーティの役に立つ事がありませんでした……寄生ハンターと呼ばれて……もちろん、そういう行動をしていたからなんですが……。でも。だから装備を作るとしたら。出来るなら攻撃しやすく、パーティに貢献できるような物が欲しいです」
 私は、自分なりに真摯に考えたし、それで言葉を選びながら話した。

 本心である。

 現状では、パーティというのはフレイアとロキのことだ。私はその足を引っ張りたくはない。
 私の眼を覗きこむようにして話を聞いていた店主は、少し表情を変えて、顎に手を当てた。
「なるほど……そうね、うん、一ついいのがあるわ」
 店主は手にしていたスケッチブックのような冊子をめくり、とあるページを開いて机の上においた。
 私よりも、むしろフレイアが熱心な感じで覗き込んだ。
「ウルズ……そんなこと考えてたんだ……」
 横目で私を見ながら、フレイアはそうつぶやいた。
スポンサーサイト

category: モンハン小説

TB: 0    CM: 2   

コメント

2万文字いいぞと私です

普段から読んでる2次創作やら小説やらが大体1話7500~1万文字前後。多い時で1万5千程度。普通ってどれくらいの文字数なんですかね? 
個人的には文量というか文字数多くても全然OK。どんと来い

つまり何が言いたいかというと、続きはよ!(バンバン

カンペ #- | URL | 2016/04/26 18:55 | edit

Re: タイトルなし

>>カンペさん

ネット環境復帰、おめでとうございます。
本当、引っ越し直後は環境が整っていくのが楽しい。

それが一人暮らしとなると、特にそうだと思います。
もう、そのためにニ~三年に一回くらい引っ越してもいいんじゃないかと思うほどに。

さて。

自分が書いている物に関する文字数で行けば。
ちょっとダイレクトマーケティングをさせてもらえば。

http://estar.jp/.pc/_workset_work_list?ws=11069196

こんな感じで書いている『キキさんのアルバイト』という作品の、第一話が22,000文字くらい。
第三話が29,000文字くらい。

基本的に、一話 = 四章構成で四週間(実質は一章につき5,000~8,000文字。1~3日くらい。推敲含む)かけて書いていましたが。

今回のモンハン小説未来編は、約19,000文字を、一日(実質13時間くらい)で書きました。
推敲していませんが。
集中力って怖い。

ちなみに、色々あってホテルに泊まって書いていたのですが、作家の先生がホテルに缶詰になる気持ちが少しだけ分かりました。
普段とは環境を変えて、しかも至れり尽くせりな状況って、凄く集中しやすいです。

感じとしては、マンガ喫茶でも同じな気がしましたが。

しかしとにかく眼が疲れました。ブルーライトカットメガネ。買おう買おうと思っているけど、本当に買おうかなぁ。
5,000円くらいで、度数調整出来るメガネが売っているんですよね……。

とりあえず。
今作に関しては、推敲が終わった単元から順次アップさせてもらおうと思っています。

あ。

そういえば、最後の13単元目に、モスS一式を装備した憎いあンちくしょうが出てきますので、その点はよろしくお願いします。

ロキ #- | URL | 2016/04/26 22:53 | edit

コメントの投稿

Secret

トラックバック

トラックバックURL
→http://mhblog563.blog.fc2.com/tb.php/843-27d7455d
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

カウンター

プロフィール

リンク

インデックス

MHロキのツイッター

人気ブログランキング

検索フォーム

最新記事

最新コメント

RSSリンク

アクセスランキング

月別アーカイブ

カテゴリ

ブロとも申請フォーム

QRコード